プロフィール

はじめまして、tombi16です。

このページでは僕の「人となり」と、このブログをはじめた想いをまとめています。

ちょっと暗い過去も含めていますが5分ほどで読めますので、気が向いたら読んでやってくださいませ。

これまでの私

私は、大学を出てからの6年間で4回転職し、現在の会社(IT系)に落ち着きました。
それから約20年間、エンジニアとして働いています。

子供の誕生と妻の失調

この20年の間に、家庭では苦難がありました。
3人の子供に恵まれましたが、妻は産後の「うつ」から「統合失調症」を発症。以来、薬で心の状態を整えつつ、調子を崩した時には入院が必要な状態となってしまいました。

私は幼い子供達をかかえつつ、SEの激務をこなすことになりましたが、学生時代からスポーツで鍛えた丈夫な体があったことや、同居の両親のフォローがあったおかげで、なんとか子育てをしてこられたと思っています。
両親とはどちらも心臓に病気を抱えており無理はできない中で、最大限のフォローをしてくれました。

妻はその後も数年に一度、心のバランスを崩し、精神科に入退院をくり返しました。
1~3か月程度で退院すると、その後半年程度の寝たきりを経て、最低限自分の身の回りの世話ができるようになります。その後さらに回復すると、家事や子供の世話もある程度できるようになります。
ただ、少し頭をつかうことは苦手になってしまいました。例えば複雑な段取りの料理などはできません。ちょっとした認知症のような感じでしょうか。

妻がそんな状態であったことから、本来夫婦で考えるべき、お金のこと、子供の将来のこと、家のこと、この先の人生のこと、両親のことなど、全部一人でかかえこんできました。
(今思えば周りにもっと相談すべきだったと思いますが、変わってしまった妻のことを恥ずかしいと思う気持ちもあり、なかなか人には言えませんでした)


食事や洗濯などは両親がフォローしてくれましたが、子供の学校や塾、病気のときの世話、役所の手続き、保険、ローンなどなど、考えること、やらなければならないことは沢山ありました。
加えて、障がい者である妻は、役所の手続きや病院・保険の手配なども必要で、これもいろいろありました。

自分の変調

そんな家庭環境を抱えながら、仕事は常に時間外60~80時間を前後するSEだったので、徹夜や休日出勤も頻繁にありました。
それでも周りの同僚に恵まれ、なんとかこなしていたのですが、リーダ職、さらに管理職に就いた頃から、自分自身の変調を感じるようになりました。考えがまとまらず、家のことが頭をよぎり、ToDoを忘れることも多くなりました。
それでも次々とやってくる新規案件、問題続発のチーム状況、目まぐるしく変わる体制・方針、人事異動、コンプライアンスの強化、評価、報告、報告、報告、、、
サービス残業も増え、日々どんどん追い込まれるようになりました。

そして家に帰れば進学を迎えた子供の学校の準備、洗濯、毎日の食事や弁当。

だんだん、自分が何をしているのか、わからなくなってきました。
職場でも、家でも、落ち着ける場所がなくなっていました。

限界、そして

ある日、いつものように帰宅しようと自家用車で会社をでてから、ふと気づくと20km離れた山の中を走っていたことがありました。
別の日、会社の定期面談では、上司に呼ばれ、家の事情を話す機会があり、話しているうちに涙があふれ言葉がでなくなったことがありました。
また、会社の保健師との面談でも、妻の相談をしているうちに、涙がとまらなくなりました。

やっと、自分が限界だったことに気が付きました。妻の病気で知識がありましたので、こういう時には休むべきだ、ということも頭では理解していました。

でも、休職=退職というイメージが強かった私は、家族を抱えて休職する勇気すらも持てませんでした。唯一できたのは、上司へ降格願いの提出でした。今思えば、それも含めまともな精神状態ではなかったと思いますが。。。

それから

その後は降格と配置換えにより、残業の少ない部署へ異動する事が出来ました。
異動先の部署では、それまでのと違うまったく新しい仕事となりましたが、もともと新しいことに対する好奇心は旺盛だったことや、責任ある立場からの開放感から、十数年ぶりに会社が楽しいと思えたことを覚えています。これが私の転機となり、自分を取り戻すきっかけになったと思います。

今では子供も大きくなり、妻も投薬で落ち着いてきたことから、今後の人生について考える余裕もでてきました。まだまだ子供には手間もお金もかかりますし、これから両親の介護も始まります。
でも仕事に振り回されず、家族ともよく相談し、自分の人生も楽しみつつ、「何事もポジティブに取り組んでいこう」と考えられるようになりました。

人生をよりよくするために

思い返せば、私が一人ですべてをかかえこんでいたとき、助けてくれたのはWEBの情報でした。
そしてこれからも、WEBから手に入れた情報で、壁や困難を乗り越え、いろんな挑戦をしていこうと思っています。

世の中には楽しいこと、おもしろいことがあふれています。
もう若いころの体力はありませんが、40、50、60代でも楽しめることはたくさんあるはずです。
また、困ったとき、助けてほしいとき、役に立つ情報も多くあるはずです。

私は、自分の挑戦で新しく知り得たことを、経験、体験談、失敗談を交えながら、同世代、同じ境遇の方に役立つ情報として発信しようと思い、このブログを立ち上げました。
このブログで自分自身が成長し、そして発信した情報で他の方の人生がちょっとでも好転する。
そんな活動ができたらいいな、と考えています。

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